Masters

ヴァイオリン弓のキングとも呼べるFrancois TOURTE。
またそれを凌ぐともいわれるDominique PECCATTE。
現代の弦楽器奏者のニーズに最も適していると言われるEugene Sartory。

当社では、この弓製作の「３大リーディング・メーカー」の作品を軸に、数々の名弓をご紹介していきます。

Francois TOURTE1748 - 1835

バロック時代までの構造から現代式の構造、形態を完成させた人がF.TOURTEと言われています。彼の製作した弓は、「弓のストラディバリウス」と呼ばれ、現代の弓製作者はもとより演奏家達にまで広く絶賛されています。後の数々の名弓製作者もF.TOURTEの構造を基本としており、完成度の高い弓を作り出した、弓製作史上最も重要な存在といわれています。

Dominique PECCATTE1810 - 1874

D.PECCATTEは弓製作の巨匠F.TOURTEと並ぶ１９世紀を代表する弓製作者です。大きな特徴として、F.TOURTEの作品は正確で計算しつくされているのに対してD.PECCATTEは直感で自分の腕を信じて作品を作っていました。その作品はひとつとして同じものはなく、その作りは力強く素晴らしい出来栄えの作品ばかりです。

Eugene SARTORY1871 - 1946

フランスのミルクールで生まれた２０世紀の最もすばらしい弓製作者であるE. SARTORY。現在、彼の製作した弓は大勢の演奏家やコレクター達に、絶賛されており、芸術的にも機能的にもとても優れたものです。１９世紀の２大巨匠、F.TOURTE、D.PECCATTE、に続く、２０世紀を代表する製作者の一人です。